自転車通勤でロードバイクが最適解となる条件とは!?

ロードバイク

ロードバイクでの通勤はありか、結論を言えばありです。

通勤に使う自転車といえば、大多数の人はシティサイクル(通称ママチャリ)を、自転車が好きな人はクロスバイクを選ぶと思います。ロードバイクを選ぶ人は少数派だと思います。筆者はその少数派の一人です。

筆者は中高生時代は普通のシティサイクルやマウンテンバイクに乗ってきました。社会人になった今もクロスバイクとロードバイクというように毎日自転車に乗っています。

自転車歴の長い筆者が思うに、自転車は環境に併せて使い分けないと性能を十分に活かすことができないと思います。本記事ではロードバイクが最適解となる通勤環境について独断と偏見で語ろうと思います。

ロードバイクが最適解となる通勤条件

ロードバイクが最適解となる通勤条件は以下の要件をすべて満たした場合に限ると考えています。

  • 信号停止が少ない(=速度を長時間維持できる)
  • 通勤環境が郊外
  • 距離が片道5~10km程度(個人差あり)

これらの条件が一つでも満たさない場合はロードバイクの性能を十分に活かすことができないと思います。

信号停止が多いとロードバイクは宝の持ち腐れとなる

信号が多いと速度を出しきる前に停車することも少なくありません。ロードバイクの魅力は車体重量が軽くて速く前に進められることなのに、その魅力を活かせないのにわざわざ高級なロードバイクを選ぶ必要があるでしょうか。

通勤区間が街中で完結したり大部分が街中を占めている場合も不適切

前項と同様に、通勤区間が街中で完結している場合や、街中区間が大部分を占めている場合はやはり速度を出しにくいです。仮に信号が少なくても自動車渋滞や路線バスの停発車により、停止あるいは徐行を余儀なくされることも少なくありません。速度を出せない、あるいは維持できない場合はロードバイクの性能をフルに活かせません。

ロードバイクが最適な通勤手段となる距離条件

本項は個人差のある話となります。

ロードバイクは早く遠くまでいける便利な乗り物です。しかし条件を満たさなければその魅力を十分に引き出すことはできません。また、速度という点では「原付」という選択肢もあります。

距離が短いと時短効果が感じられない

幾ら早く進められるとしても距離が短かいと恩恵がないことも十分にあり得ます。

3km先の地点に行くのにかかる時間は・・・?
A.シティサイクル(平均時速15km)
B.ロードバイク(平均時速25km)
Aは12分、Bは7.2分。その差は4.8分。往復だと9.6分。

しかし距離が延びると状況が変わります。

5km先の地点に行くのにかかる時間は・・・?
A.シティサイクル(平均時速15km)
B.ロードバイク(平均時速25km)
Aは20分、Bは12分。その差は8分。往復だと16分。

ただし通勤距離が長くなるにつれて所要時間も伸びていく点に注意が必要です。

速度なら原付という手段もある

筆者は(ほぼ平地)30kmを1時間と25分で走破します(活動時間のみで見れば1時間10分)。つまり30km程度であれば原付とほぼ同程度であると言えます。それ未満の距離かつ平地直線であればロードバイクの方が優位だともいえます。

ロードバイクで出せる速度とその持続時間は個々人の脚力と体力に完全に依存します。ロードバイクに乗りたての場合は短距離でも原付に対して優位性を見出すことは困難だと思います。

会社に荷物を運ぶにはロードバイクは不利!?

ロードバイクで荷物を職場自宅間運ぶには不利かというと、あまり不利にはなりません(職業によって差があります)。

ロードバイクには基本的にかごがありません。付けられはしますが、軽快に走ることを目的として買ったロードバイクにわざわざ後付けで籠を付けますか?

籠がない分、制服や仕事道具を運ぶことを考えると、ロードバイクは不利に思えます。しかしモンベルやザ・ノース・フェイスなどの大容量リュックを背負うことで解決可能です。さらに職場に荷物を置きっぱなしにするという手もあります。

積雪の多い地域で自転車は非推奨

積雪環境下ではロードバイクに限らず自転車全般に、転倒やそれに怪我、最悪の場合死に直結する恐れがあり、危険です。リスクに対するリターンが見合いません。

御安全に

ロードバイクは軽く早く進められる便利な乗り物です。しかし、環境によってはその魅力(速度)を引き出すことができないこともあります。無理に速度を出すと事故や怪我、最悪の場合は死亡につながる危険性があります。自身のみならず他者もです。これはロードバイクに限らずすべての乗り物で同じことが言えます。

リスクの全くない通勤手段など存在しませんが、自転車全般や原付を含むバイク、自動車などの乗り物は自分が加害者になるリスクがあります。歩行者でも前を見ずに走ると他人とぶつかる可能性があります。どのような手段にしても、くれぐれも御安全に。

コメント

タイトルとURLをコピーしました