貯金して豊かな生活を手に入れたい。そう思ったことはありませんか?しかし、思っていた以上に増えない、そんな現実に悩まされている方も少なくないはずです。しかも最近はNISAにもお金を回そうとして貯金難易度はぐっと上がっていると思います。実際私自身が貯金残高を増やせておらず、維持するので手一杯です。
本記事では個人情報保護の観点から、幾分かぼかした上で、大学院修了後からの通帳預金残高推移を公開しようと思います。
ぼかし方の説明をすると、株価指数の「浮動株時価総額方式」に少し手を加えた形で計算しています。大学院終了後、入社直前の3月末時点の貯金額を基準価格とし、下記方式で計算した数値をデータとして扱っています。
「浮動株時価総額方式」に当てはめる理由は、下記2点です。
- 本当の残高をぼかすため
- インフレ調整を容易にするため
まず、上記にもある通り「本当の残高」をぼかすためです。みなさんがわかるのは「y=ax」の「a」部分のみです。
次に、「消費者物価」を組み合わせて考える(インフレ調整する)際に非常に便利だからです。一般的には「純粋な金額差分」の方が具体的でわかりやすいかもしれませんが、インフレ調整が容易ではありません。また、インフレ調整後の金額をどうにか算出しても、調整前の差分を取ったとしてもそれが大きいのか小さいのかパッとわかるものではありません。その点パーセントで最初から出力しておけば、計算も楽な上に、何パーセントがインフレにより減価したのかが数値ではっきりわかります。どれくらいの金額が増減したかを知りたかったら、基準日の通帳預金残高にそのパーセントをかけ合わせれば良いのです。あえて金額で見る合理性はないと考えたのです。
本記事ではある程度の金融知識(インフレの基本など)を前提としています。初めての方はわからない用語が出てくるかもしれませんが、グラフを中心に読んでいただければ大丈夫です。
本記事の情報を参考にされる場合は自己責任でお願いいたします。
本文中にNISAや暗号資産について言及がありますが、推奨するものではございません。投資は元本割れのリスクがあり、「する・しない」を含めてすべての判断や行動は自己責任の下、各人の自由意志によってのみ行われるものです。従って、私は推奨も否定も一切しません。
入社以後の預金通帳残高の推移

このグラフは、入社直前(3月末)時点の預金残高を0ポイント(基準)として、その基準から、各月の貯金残高が何ポイント増えたか減ったかを表しています。実際の金額ではございません。簡単に言えば「指数」を表しています。
具体的に説明すると、35か月目は-31ポイントとなっています。これは「35か月目の貯金残高は、入社直前より31%減少した」ということを意味しています。
現在0ポイント付近にいますので、途中の増減はあれど、入社以来まったく増えていないということになります。
個人情報保護の観点から、あえて指数化して真の数字がわからないようにしています。
消費者物価指数CPI(物価上昇)を加味すると
物価高とは、一般には「物の価値が上がること」というイメージが強いとは思いますが、金融リテラシー教育を受けた、あるいは自力で学んだ人であれば「お金の価値が下がること」というイメージが強くなるかと思います。
消費者物価指数(CPI)を加味しない預金残高推移は本質をとらえていないのではないか、入社以来貯金残高が一定なのであれば、インフレ分実質価値は低減しているのではないか。と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。その通りです。
インフレ調整を行わない残高推移など中長期的には意味を成しません。
消費者物価指数には下記の三種類があります。
- 総合指数
- 生鮮食品を除く総合指数
- 生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数
エネルギーも生鮮食品も家計に影響するので、総合指数(先月比)を加味したグラフを下に載せています。

緑色のグラフは上項のものとおなじ、2023年を基準とした浮動貯金総額グラフ(指標)です。
黒色のグラフは総務省統計局HPより出力いたしました、10大品目の総合指数(先月比)の累計を示しています。執筆時点(2026年7月)では、2025年12月までしか統計情報が出ていなかったので、途中でぶつ切りにしています。
黄色のグラフは浮動貯金総額から消費者物価総合指数(先月比)を引いたものになります。
浮動貯金総額が2023年3月時点の貯金残高を基準として、各月どれだけの割合で増えたか減ったかを示しているので、消費者物価総合指数(先月比)を累計し、それを浮動貯金総額から引きました。
記録開始時点では緑色と黄色とで、それほど差異が見られませんでしたが徐々にギャップが生じています。2023年3月時点を基準として同じ価値を保つには、残高がプラスマイナスゼロではいけなく、インフレ分を加味して増やす必要があるというわけです。
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)
貯金が増えない理由
貯金が増えない理由は、通帳の取引履歴とクレジットカードの決済履歴を見ればわかります。
- 全力NISAと暗号資産購入
- 生活費の上昇(物価上昇や東京への異動が主な背景)
- 支出管理を感覚のみで行うようになってしまったこと
無理のない範囲での全力NISAは、今にはじまったわけではなく、旧NISA時代からの継続です。ただ、生活費が上がったにも関わらず同じ金額を入れ続けているため、ちょっと無理感が出ています。その上で毎月ではありませんが、稀にではありますが、暗号資産購入も行っていますので、当然貯金が増えるはずがありません。
九州の辺境地から、東京へ異動になったことで、生活費がグッと上昇しました。例えば家賃が6万円強だったものが8万円強に上昇しました。ドアツードアで通勤時間が10~15分だったのが今や1時間半。自炊などする余裕はなく、外食に頼り切りになっています(すき屋「焼き鮭定食」大好きです)。
それでも一定水準をキープし続けられているのは、自分で言うのは憚られますが、巧みな節約術のおかげだと自負しております。ところが、その節約も慢心から最近、レベル低下がみられています。
ぶっちゃけ支出管理などもはや家計簿付けなくても感覚のみで十分なくらい、常に頭にお金の情報が入っているので大丈夫だろう、そう思っていました。考えが甘かったと言わざるを得ません。お菓子やアイスクリームの購入など浪費が明らかに増えました。

貯金を増やしたい理由
現状問題ないのなら、別に無理して貯金を増やす必要なんてないんじゃないか?という声もあるかもしれません。問題大ありです。
私にとって貯金は、「生活費等運転資金」と「生活防衛資金」の二つです。そのためマイナスなどあってはいけないものなのです(私の場合)。
毎月の給料はそれほど多くないため、しばしば単月赤字が発生します。赤字になれば貯金が減ります。とはいえ、毎月黒字は難しいので、最悪通年でプラスマイナスゼロであれば良いという発想で生きています。はっきり言ってリスクは大きいです。
3月末を決算日としており、現状入社以来プラスマイナスほぼゼロを維持しております。しかし、年末を決算日として見ると2025年12月末でマイナス締めとなっております。はっきり言って、いつ通年マイナス締めになってもおかしくありません。なので、もう少し余裕を持たせたいところです。
欲を言えば、基準残高より常時上になるようにしたいところです。今のままでは大きな出費が発生したらいとも簡単に崩壊してしまいます。
「貯金を増やしたいvs使いたい」というジレンマ
とはいえ貯金を増やすのはそう簡単なことではありません。私の場合は浮かせたお金は運用に充当したいです。読者の皆様の場合で言い換えますと「浮かせたお金で美味しいごはんや旅行、趣味でちょっと贅沢したい」ですよね。
「貯金を増やしたいけど、ご褒美が欲しい(使いたい)」というジレンマ。
最近私はこう思っています。
「宝くじあたんねーかな」
皆さんはこのジレンマを抱えながら、如何にして貯金を増やしていますか、コメント欄にてご教示いただけますと幸いです。


